2017年11月29日 デザイン

なぜホワイトボードでミーティングが変わるのか

意見がでない、意見が噛み合わない、意見がまとまらない。
 
皆さんにもこんなミーティングの経験ありますよね?
 
特に従来の方法や意思決定のパターンに収まらない課題ほど個人の事情や、部門最適、業界の慣習に議論が拡散してしまい、創造的な合意形成に至らない。最後には結論が曖昧なまま終わってしまうということがよくあります。
 
それを一発で解消するのがホワイトボードを使った議論の視覚化です。
 
ではホワイトボードを使うと一体何が変わるのか。それは、「プロセスの共有」と「対等な参加」を生む出すことに他なりません。
 
「プロセスの共有」と「対等な参加」は、言葉で言うと簡単ですが、実際にやろうとすれば並大抵の努力ではできません。それは、人間の脳には記憶の限界があるからです。人は会議の中での発言や考え、そして文脈を正しく記録できません。無意識のうちに自分にとって意味のある情報だけマーキングし、自身の価値観で最適化、圧縮をかけて脳に格納しています。そんな状態で皆がそれぞれの脳を持ち寄り議論しているのです、「プロセスの共有」も「対等な参加」も難しいわけです。
 

 
だからこそ、この問題を補うために容量の大きいグループメモリー、つまりホワイトボードを全員で持つのです。ホワイトボードによって議論全体を目で見えるようにし、議論の過程や枠組みを視覚化しながらすすめていきます。「記憶」という作業から脳内メモリーを開放することで、相手の話に耳を傾ける、アイデアを量産する、見過ごされている機会について気づくといった議論のパフォーマンスをあげていくためにメモリーを使えるようになります。
 
議論とは、多くの知恵を集結して個人を超えたアイデアを集団で生み出す作業です。さらには話し合う過程に参加することで結論や、合意への理解と受容性を高め、それらを実行する際のモチベーションやコミットメントを培っていきます。
 
言葉だけで空中戦をいくらやっても議論はまとまりません。議論を視覚情報に落とし込み可視化された共通の枠組みで話し合う地上戦に変える。
 
ホワイトボードを使って「プロセスの共有」と「対等な参加」を促進する。
 
それが創造的な合意形成に到達する、絶好の方法なのです。
 
今回はホワイトボードの活用の意味についてご紹介しました。次回は議論を発散、収束させるためのファシリテーション・グラフィックについて書きたいと思います。
 
 
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OhnagaNobuyuki

N.Ohnaga

株式会社アイスリーデザイン取締役、株式会社bridge代表、サービスデザイナー。日本にペルソナを導入した先駆的企業であるmct社のコンサルタントとして人間中心イノベーション手法を活用した商品開発、サービスコンセプトの構築、イノベーション人材育成といったプロジェクトをリード。2017年1月bridge.Incを設立。多様な業種、組織の200を超えるデザインプロジェクトの実践経験をノウハウとして体系化し、スタートアップや中小企業のイノベーションを支援する。2017年8月より株式会社アイスリーデザインに役員として参画。

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