2017年7月14日

テクノロジー

「巷で話題のデザインスプリント、その本質とは?」を、i3DESIGN全社員で体験してみた!

T.Wakatabi

こんにちは!ワカタビです。最近暑すぎてヤバくないですか。でも冷房効きすぎても困っちゃいますよね。みなさまも、ぜひご自愛くださいませ!
さあ、今回は、先日社内で行われたデザインスプリント研修のレポートをしたいと思いますー!
 
アイスリーデザインはサービス内容としてざっくり大きく2つ、Webサイトのモバイル対応ツールの開発・サービス提供と、UI/UXのコンサルティングを行っています。今回は、大活躍中のUI/UXチームが他セクションへ普段こういったことをやっています、というフィードバックを行うべく行われたものでした。
 
デザインスプリントとは、Google Venturesの考案したフレームワークのこと。
「5ヶ月を費やして結局何もしない」という結論に達するよりは、「5日でそのアイデアを探求する価値があるかどうか判断するほうが優れている」として、スピード・効率・集中力を高め、素早く意思決定することを目的としています。結果的に、プロダクトに関するアイデアやコンセプトを試行錯誤するための人や予算、時間の消費が結果的に減ることになる、優れものフレームワークなのです。
 
そんな巷で話題の優秀フレームワーク「デザインスプリント」について、今回はメンバーの大長さんがじっくり教えてくれました!
 

改めての自己紹介から。よろしくお願いしまーす!
 
大長さんの講義は、非常に緻密で聴きごたえのあるものでした。なぜ今、大手企業にこそ、デザインスプリントが必要なのか、頭にすいすい入ってくる。すごい。聞きやすい。いつかこんなプレゼンしてみたい。
 
と、思っていたら突然「マルを20個書いてください」や「パスタでタワーを作ってください、そして最終的にはマシュマロを乗せてください」という指示が!なんだなんだ!特にパスタタワーは5チーム(のうち数チーム)がだいぶハチャメチャな感じになりました。
 

悩みながらパスタとマシュマロをいじくりまわすアイスリーデザイン社員一同
 
私が入っていたチームのパスタタワーは、マシュマロの重みでねじれて倒れていきました。なんでや。倒れるのはいいけど何故ねじれたんだ。マシュマロって意外と重いのか。そうか。知らなかった。そしてパスタは脆い。知っていたはずなのに、ちゃんとわかってなかったぞ……
 

ねじれ崩れて落ちていく我がチームのパスタタワー、計る大長さん、爆笑する高くん
 

他のチームの完成形は、堅牢なもの、危うげな斜塔、何もできなかった……なゼロ状態など、こちらもさまざまなものに。
 
ねじれ崩れたパスタに完全に気持ちを持っていかれたその時、「でも、これまで色んなチームがこれをやってきているんですけど、2回目をやると絶対上手くできるんですよ」の大長さんのひとこと。
 
そうなんです、デザインスプリントを活用するメリットは、素早く失敗して素早く学んでいくことで、無駄な「製品化したら市場が求めてなくて失敗しちゃった☆テヘ!」を回避できるということ。集中し、速度をもって試していくことで、「チーム自体」が学習することが大事なのです。そこで、先程のパスタタワーなどの「ちょっとだけ実際にやってみる」というプロセスが効くわけです。
……ということを実際に体験できたのはとても良い機会でした。マシュマロが重いなんて概念なかったですもん、私。
 
デザインスプリントは実際には5日間、毎日違うことを一つずつする、というプロセスに分かれていて、それをちょっとだけ体験しましょう、というグループワークを今度は4チームに分けて行いました。
 
「薬箱」がテーマだったのですが、色々な視点があるんだなと思いました。ディスカッションして、他チームメンバーにインタビューしてみて、情報を集約していきます。そこから一人でアイディア出しをしまくるフェーズへ。
 

考えています
 
このアイディア出しはみんなで、ではなく一人で行わなければならないとのこと。大長さん曰く、「人間はブレインストーミングするとアイディアが収束しちゃうから、一人で考えたほうがいい」とのこと。
私、感動してしまいました。高校生ぐらいの頃からなんでもかんでも「みんなでブレスト」だったので、青天の霹靂というか……そうだよなーという納得感がありました。みんなが集まる場でもこのプロセスを組み込んでよいのだなという開放感。一人にならないとできないこともありますよね、そりゃ。
 
もしかしたら私達は、今「普通とされているやり方」を良しとしてしまって、実際の人間としての適性や特性を見ないようにしちゃっているのかもしれません。アイディアの出し方以外にも、自分の、そして自分の会社内でのやり方って、私たちにとって最適なんだろうか、と問い直すことは大事だなーと感じました。
 
チーム内でのベストアイディアを決め、お互いに発表し合いました。チームごとに、見ているポイントや範囲が、全然違うんですよね。それぞれのチームの発表後、何か一山越えたすっきり感がありました。何かを「決める」に至るまでには、多くのプロセスがあってときに煩雑ではありますが、そこにしっかりたどり着くべく話し合ったり笑いあったりしながらチームで何かを成していく、ってなんだかよいですね。改めて。
 
ほんもののデザインスプリントは、
1日目 問題の目的と内容を理解し  /  2日目 アイディアを発散し
3日目 何をするか決定し、     /  4日目 プロトタイプを作って、
5日目 テストする
と、一日中その行動にチームでフォーカスする、といったプロセスなんですが、おぼろげにそのおもしろさがわかったような気がしました。これを業務でみっちりとやっている、UI/UXチームは(手前味噌ながら)やはりすごい。
 
この勢いで紹介されていた本も読もうかな……
 

 
ちょっと違う話ではありますが、今回グループワークな形式だったこともあり、会社入りたての私もいろんなメンバーと話せて、とても嬉しかったな~と感じました。こういう社内での研修、もっと増えたらいいなぁ~
 
そしてアイスリーデザイン社員一同はそのまま、ピザ寿司ビールな懇親会になだれ込んでいきました……☆(おいしかったです)
 
とってもとっても良い日でした!長丁場の講義、する方はきっとすごく大変だったとは思うのですが、体験する方としては意義深く、学ぶことも多く、そして楽しかったです!大長さん、ありがとうございましたー!
 
 
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in-Pocket is presented by i3DESIGN

i3DESIGN(アイスリーデザイン)は渋谷とウクライナに拠点を構えるIT企業です。

「デザイン思考」の手法を取り入れたクライアントワークと、Google対応の自社クラウドサービス「GOMOBILE」の提供を行っています。

ビジネスの創出に必要な”右脳”であるUX/UI分野と”左脳”の開発分野が融合した組織で、サービスデザイン・UI制作・プロジェクト管理・設計・開発・品質管理・システム運用を一貫してご提供できることが、i3DESIGNの強みです。

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Takie Wakatabi

T.Wakatabi

i3DESIGNにて、2017年6月から2018年10月まで採用・広報を担当。

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