2016年2月2日 テクノロジー

【CES2016】搭乗後のプレイヤーはみんな汗だくに?最先端VRは、こうやって愉しむべし!

世界最大級の家電ショー「CES」が今年も米国ラスベガスにて開催されました。
中でも今、熱い視線を一身に集めているジャンルといえばやっぱりこれ、「VR(Virtual Reality)」です。
その新鮮な体験はすでに随所でレポートされていますが、どれもただ映像を眺めるだけではなく、本当に自分がVRの世界に入りこんでしまったように錯覚する驚きのテクノロジーが目白押し!
CESで多くの注目を集めていたVR体験について、本記事でもフォーカスしていきたいと思います。

 

映像と一緒に身体も360度回転!

CES1

ビデオチャットアプリ「ooVoo」などの開発元でもあるKrushが展示していたのは、まるで遊園地のアトラクションのようなマシン。写真の筐体はVR のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)のひとつであるOculus Rift を利用した『Moveo』です。

Oculus Riftを装着し乗り込むと宇宙を舞台にしたシューティングゲームが体験できるようになっていて、映像に合わせて縦横無尽に回転するMoveo。会場でも終日行列ができるほど、常に熱い視線を集めていたとのこと。
VRの非現実世界によりいっそう没入できる装置と組み合わせることで、こうしたアトラクション的な用途だけではなく、航空機器などの分野でも活躍が期待できるかもしれません。

※画像引用元『engadget

 

現実世界でも走る!跳ぶ!究極のゲーム体験を提供

ces-2016-header-wp

cnet-650x250

デモンストレーターがほぼ全員汗だくになっていたと話題の、『Virtuix Omni』。ハーネスがついた円形のプラットフォーム、そして専用のブーツがこの装置のコントローラーです。ブーツを履いて円形の中央に入りハーネスを装着するとVRの映像と足元のセンサーが連動し、本当に自分がゲームの世界を歩いているかのような体験ができます。

床面は緩やかなすり鉢状の斜面で滑りやすく、ユーザーが歩く動作をしてもその場にとどまる仕組み。ブーツの裏にあるセンサーは、ダッシュやジャンプ、しゃがむ、などの動作もユーザーごとに感知します。
会場では射撃訓練ができるFPSゲームの対人戦もおこなわれ、なかには本当の訓練兵のような動きを見せるユーザーも登場し、大いに盛り上がっていたようです。
1時間ほどのプレイで何キロも走ることができるVirtuix Omniは、エクササイズとしての効果にも期待が!従来のマシンとは別視点からアプローチで、私たちに新しいエクササイズを提案してくれるかもしれません。

 

アジアならではの小型でマルチなアイデア

C-Lab_rink1_Main

世界的な企業として急成長を果たしたサムスンはGear VRのリモコン『Rink』をCESで発表。Gear VR本体はゴーグルのような形状をしており、スマートフォンGalaxyシリーズを装着することで簡単にVRの映像が楽しめるヘッドマウンタです。日本円で1万円前後という低価格で入手でき、対応するGalaxyのモデルも増加し注目されていました。
そのリモコンであるRinkは他の筐体に比べ、非常にコンパクトな装置。U字型になっている本体を手のひらにはめ、主に指の開閉で操作します。手の動きは赤外線通信でVRと連動する仕組み。指の動作を感知するため、VRの世界に触れたり、キーボードのような操作も可能となっています。

さらにRinkの画期的なポイントは、手にはめ込む形状になっているためGear VRの装着中に「コントローラーから手を離してもOK」ということ。ゴーグルをつけているとコントローラーを落としてしまった際、再度装着するのに手間取ってしまいますが、Rinkならばその心配はありません。
シンプルなデザインでありながら、最もユーザーの使い勝手に即した筐体といえるのではないでしょうか。


未体験の裏に潜む、“通信”の盲点

2015年にもすでに開発が進んでいたVRですが、多くはゲームなどの娯楽用として進化してきました。2016年はさらなる技術の発達にともない、ゲームだけでなくスポーツ、医療、教育などより幅広い分野への活用が予想されます。すでにOculus Storeなどでは、360度の視界でグレート・バリア・リーフの風景体験出来たり、シルク・ドゥ・ソレイユの公演などのコンテンツも公開中とのこと。

ただ一方で課題となっているのは、その莫大なデータ容量です。VRで動画を視聴する場合、20分程度でも4GB以上の容量に達するそう(ブルーレイディスクの場合、4GBでおよそ映画2時間分)。
こんなデータを個人でダウンロードし続けたら膨大な通信量となり、あっという間に通信料金がとんでもないことに…こうした点も含め、VRを家庭で気軽に楽しむための技術はまだまだ発展途上といえそうです。

とはいえようやく一般の人々の目に触れるようになったVRには、沢山の可能性が秘められています。ここまで来ると今度は、「匂いや感触も再現できたらなあ〜」なんて妄想も捗ってしまいますね。でも、それさえも現実味を帯びてきてしまうかも…?VRから今後どのような技術が生まれてくるのか、今年はとっても楽しみです!

in-Pocket編集部

i3DESIGN

Techベンチャーのi3DESIGNが本メディアのために結成した編集チーム。広告代理店出身の元ライターはじめデザイナーやエンジニア、リサーチャーなど個性的なメンバーが、今一番ポケットにしのばせたいトピックをお届けします。

この記事をシェアする