2024年10月29日

AI・xR

メディア運用者による生成AI活用手法公開【オウンドメディアin-Pocket制作・運営の裏側】

Miyuki Tanaka

こんにちは、in-Pocket編集部の中の1人であります、マーケティング部の田中です。

お気付きの方がいらっしゃるかもしれませんが、これまでだいたい2週間に1本程度の更新頻度だったアイスリーデザイン運営のオウンドメディア「in-Pocket」は8月頃より更新頻度が格段に上がり、毎月10本以上の記事が掲載されるようになりました。「in-Pocket編集部の人員が増加したんですよね?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は生成AIを活用して効率化をはかることで安定した記事公開を実現しました。今回は、その経緯とメディア運用における生成AIの活用手法を皆様にお届けできればと思っております。

始まりは、コンテンツの強化と安定した運用体制の構築

これまでも不定期で記事を公開してきたオウンドメディアのin-Pocketを、媒体としてしっかりと活用すべく、大きく2つの目標を再設定しました。

・ユーザーが知りたいことを満たすことができる良質な記事を届ける
・不定期ではなく、できる限り平日は毎日記事を公開していく

ブログやメディア運用を経験したことのある方であれば、上記2つが基本ではあるものの、どれほど大切か、またどれほど大変か想像していただけると思います。

in-Pocket編集部は基本的に3名体制。特段編集部という形のなかった状態から、他業務を兼任するメンバーがタスクフォース的に集い、基本的にはライター2名、編集長1名体制で運用しています。メディア運用の専任ではなく、クライアントワークも担当しているので、上記の目標、特に「ほぼ毎日更新」を実現するには、生成AIの活用による効率化は必須でした。


画像はイメージです(Leonardo.Ai)

2024年6月時点で、ChatGPTをはじめとし、多くの生成AIが乱立しており、どの生成AIを活用するのが最適かを見極めるため、生成AIの活用に関する情報収集は私、田中が担当いたしました。(私はまだまだAI界隈の新参者ではございますが、AI・ディープラーニングの活⽤リテラシー習得のための検定試験であるG検定に2024年に合格した有資格者でございます。合格してよかった…。)

一言に生成AIといっても、要約が得意なもの、検索が得意なもの、画像や動画の生成に特化したものなど、アウトプットは様々です。いろいろ試して見た結果、私たちは2024年11月の現時点では、PerplexityとChatGPTを活用しています。主に、Perplexityでリサーチやエビデンスの検索、ChatGPTでアウトラインとざっくりのテキストを生成しています。

詳しい方は、「Claude使って全部書けちゃうじゃん?」「他にも良いのあるよ?」など、いろいろご意見があると思います。私たちも色々と試した結果、現時点では生成AIを活用し効率化したうえで、読みやすさなどを担保しようとすると、細かいところは人の手で書き直す必要があると感じており、全体の制作フローを考慮した上で、主に前述の2つの文章生成AIに落ち着いています

また、最近では誤情報の拡散などを防ぐ仕組みの一環として、生成AIを活用したコンテンツに電子透かしを入れるといった動きも出てきています。

詳しいお話は下記のリンクをご覧いただければと思いますが、やはり現時点の文章生成において、私たちの持つ知見や信用性の高い情報をお届けするには、生成AIだけでコンテンツを作るのはまだ少し難しいと感じています。

▼MIT Technology Review「AI生成テキストを見抜く「電子透かし」、グーグルが無償公開」
https://www.technologyreview.jp/s/348709/google-deepmind-is-making-its-ai-text-watermark-open-source/

生成AIの活用に関しては後述しますが、まず、どういった点を人の手で書いているのかというと、私たちもできる限り読み手の立場に立ち、わかりずらい、難易度が高いと感じたところは、章を追加したり表現を調整したり、具体的な例などは理解しやすいように私たちの経験をもとに追加・拡充しています。今の所ですが、痒いところに手が届くまで生成AIのみで制作するのは、まだまだ難しい(ゴリゴリに活用している人と比べるとプロンプトがまだまだ粗い説はあるかも…。)と感じており、一定レベルの記事コンテンツを作るには人の手も少し必要だと感じています。

実際、生成AIを活用し効率化したおかげで記事の幅は広がり、付加価値をつけることに人の力を注ぎ込むことができていることで、現体制で書いた記事のいくつかは検索順位も一桁代を獲得でき、閲覧数もしっかりと伸びてきています。いや、ありがたや、ありがたや。


(弊社のサービス
flamingoをイメージして、Leonardo.Aiで作成しました)

前置きが長くなりましたが、今回は、そんな生成AI活用の道を探る中で、出会った生成AIを活用術とともにご紹介できればと思います。(ちなみに本記事は、生成AIを紹介している記事にもかかわらず、自身の経験ベースで記事を制作しているため、一切文章生成AIは利用していません。念頭においていただきつつ、読み進めていただければと思います。)

 

メディアにおける生成AI活用の視点から:文章生成AIについて

セミナーやインタビュー記事は別として、サービス紹介記事や現在の技術について取り上げている記事は、生成AIを活用していることが多くあります。

記事を制作する際に活用しているのは、PerplexityChatGPTです。

記事の企画について、Perplexityで情報を収集し、まとめ、ChatGPTでアウトラインを作成、その後、文章のライティングまで行ってもらいます。

その後、編集部メンバーが、さらに情報リサーチを重ね、不足している情報を補い、文章の再構成を行い、出稿しています。


画像はイメージです(Leonardo.Ai)

生成AIを使う上で特に注意しているのは、盗作にならないようにすること。そのため、引用はしっかりと引用と明記し、ChatGPTだけで作成したもの(AIで生成する物語 カイト君シリーズのような)はそれが分かるように記載しております。また、誤情報を提供しない、できる限り正確な情報を記載するということも心がけています。以下の項では、もう少し具体的に生成AIの特徴やどう使用しているかを、お伝えしていきます。

①Perplexity

Perplexity、パープレキシティと呼ばれるこのツール。社内で、何度か噛んでいる方をお見受けしたツール名ですが、「パープレ」とも呼ばれています。

現代において、ライティングを行っていく上で、この生成AIは避けて通れません(笑)。

疑問に思ったことを問いかけるだけで、根拠を明記して回答を生成してくれます。

私たちはこのツールを、出力された内容を理解し、根拠となるURLの中身も確認したうえで骨子をつくるベースにしています。

1つの質問をすると関連質問がサジェスチョンされるので、掘り下げる上で効率もよく、重宝しています。この内容を理解し、この後紹介するChatGPTへの指示の指針を作成しています。


また、このPerplexityで出力した内容は、その出力された画面をほかの人にシェアすることが可能です。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、上記画像の右下にサインインを求められているポップアップが表示されている通り、ログインせずに利用することも可能です。そのため、出力された画面をシェアされた人はログインすることなく情報を見ることができるので、Perplexityを使ったことない人にもこのツールで一瞬で情報のやり取りを行うことができるのです。

(なお、履歴を残しておくにはログインすることをおすすめします。)

▼Perplexityはこちらから
https://www.perplexity.ai/

②ChatGPT



ChatGPTは本当に便利ですね。メールアドレスだけで登録することが可能です。
私たちはGPTsを使用し、出力する文章のフレームをあらかじめ指定して作成しています。

ChatGPTの有料版であれば、自分でカスタマイズしたGPTをつくることができます。GPTsを活用する大きなメリットは、毎回出力される文章イメージをプロンプトとして入力する必要がないこと。そして、このリンクを共有すれば、だれもが同じ教育がされたGPTを使うことができるので、社内での作業分担においても有効活用できます。

弊社で作成したGPT

自分だけ/リンクを知っている人のみ/公開の3種類の形態で作成が可能なので、用途に応じて公開範囲を使い分けるといいでしょう。(なお、前述のIn-PocketアウトラインGPTは、公開範囲を「リンクを知っている人のみ」とさせていただいているため、検索でもヒットしません。予めご了承くださいませ。)

最近では、記事の要約やYoutube、サイトの要約にもよく使用しています。すべてそのまま鵜呑みにしてしまうと解釈間違いの可能性もあるため、危険ですが、素早く概要だけを把握したいときに最適です。

また、サイト掲載の時にコードエラーが起きた際にエラーの対処法を確認するために使っています。非常にわかりやすく解説をしてもらうことができ、コードとともに対処法も明示してくれるのでかなり便利です。

▼ChatGPTはこちらから
https://chatgpt.com/

③Genspark


Perplexityに近い機能を持ち、聞きたい質問に対し分かりやすく回答してくれ、何なら記事までつくってくれます(Sparkpage)。そしてその記事をシェアすることができるので、例えば、「渋谷で1日、デートする理想のプランをつくって」といったお願いがいとも簡単にかなえられ、デートする相手にプランを共有し、たたき台にすることができるのです。

赤で囲まれているところをクリックすると出典も確認できるため、「ここはどこにあるんだろう…」といった疑問もすぐに払しょくできます。

しかし、メディア運用においては2点ほど問題点がありました。

①in-Pocketの記事として掲載するには、文章量が少なすぎるため、情報を追加したいが、Gensparkの記事だけでまとまってしまっており、追記しにくい。

②知りたい情報をそのままの状態ですばやく見たい。

そのため、現時点のGensparkの性能の場合、in-Pocketにはまだ活用しづらいという側面があります。(まだBeta版なので、おそらく正規版となった際にはさらなる性能の向上がされるため、また、番狂わせが起こるかもしれません。)ただし、上記のようなデートプランのように自分自身で調べたものを共有する上では、非常に便利な機能です。

▼Gensparkはこちらから
https://www.genspark.ai/

 

④Claude


Claudeは、流ちょうな日本語を生成することができます。現在のバージョンはClaude 3.5 sonnetというバージョンです。

このClaudeの魅力は、流ちょうな日本語だけではありません。すごく短い指示だけで、コーディングをして、実際の画面も表示することが可能です。その書かれたコードも簡単にコピーすることができ、実際のデモ画面を見ることができるのは、エンジニアではなくともコードを書く(?)ことができるという非常に大きなステップだなと感じます。

また、最近では「Computer use」という新機能も発表されました。今回実装されたのは、Claudeに指示をすると、その指示通りにPC上で”まるで人間のように”操作をしてくれるという機能です。

なお、Googleアカウントまたはメールアドレスでのログイン、その後、電話番号でのログインが必要です。1回登録した電話番号でほかのアカウントをつくることができないのは要注意です。

Claudeは、ほかの生成AIと比べても独自の進化を遂げているところが多くあったり、生成される文章のきれいさでいえば、ほかの追従を許さない優れた生成AIであると感じております。

▼Claudeはこちらから
https://claude.ai/

しかし、このClaudeをメディア運用で使っているかというと、現時点ではほとんど使っておりません。経験則をもとにした文章などは人力で組み込んでいく必要があると感じているため、生成AIにお願いするのはあくまで文章の最初のベースづくりであること、基本的にはGPTsの性能で骨子やライティングがある程度仕上がり、あとは人力で生成しているため、Claudeを使用する必要性が今のところはない、というのが実情です。

ただし、現在の使用方法も、あくまで現時点での最適解に過ぎないと考えています。

さらに生成AIが進化し、Beta版が正規版としてリリースされたり、新たなサービスが生まれるにしたがって、私たちもおそらく使用方法や使用する生成AIを変えていくことになるのではないでしょうか。

 

メディアにおける生成AI活用の視点から:画像生成AIについて

画像生成AIは色々と使用してみました。

画像生成AIにおいて重要なポイントは、 何といっても商用利用可能かどうか

このサイト自体、収益化している訳ではないので、「本オウンドメディアでの使用はそこまで厳しくなくてもいいのではないか」とも思われるのですが、念には念を入れ、商用利用できるものを使っております。

商用利用についての明記がないことから、泣く泣く利用を断念したのはImage FXです。商用で利用をする予定ではない方には、とてもおすすめなツールで、非常に高画質な画像を無料で生成することができます。

また、画像生成AIについて、商用利用可能かどうかについてですが、2024年10月9日時点での情報を反映させております。そのため、各ツールを利用される際は、念のため利用規約をご確認ください。

今回は、画像生成AIに対する予算は設けられていなかったことから、無料で生成できるものをターゲットに絞り、画像生成AIを選定しました。(尚、サムネイルは現在、弊社デザイナーが作成しております。)

①Image FX


https://aitestkitchen.withgoogle.com/ja/tools/image-fx

かなり高画質の、こちらの要望に近い画像が出力されます。人物像も非常にリアルに近く、写真と比較しても遜色ないといっても過言ではありません。

プロンプトを英語にする必要があるため、英語でそのままライティングするのは、という方は一度プロンプトをChatGPTに翻訳してもらうと良いでしょう。

その内容をImageFXに流し込むだけ(下記赤枠内)で簡単に生成することができます。

商用利用可能かどうか

私たちも使ってみようと思ったのですが、前述のとおり、残念ながら現時点では、商用利用できるかどうかの言及がなく、念のためこちらの使用は断念することにしました。

おそらく、まだGoogleとしても実験途中であるということが理由ではないかとされています。Image FXはGoogleにおいてAI Test Kitchenの1つのサービスとして展開されています。AI Test Kitchenでは他にもMusicFX、TextFX、VideoFXというサービスが展開されており、AI test Kitchenは「Googleの最新のAIテクノロジーを試したり、そのフィードバックを共有したりできる場所」且つ「開発中のもの」であると、明記されています。

https://aitestkitchen.withgoogle.com/ja/posts/fa(上記画像は、2024年10月9日現在の情報)

ただ、現時点では無料で使えるサービスなので、画像生成の発想を広げる上でも活用は可能なので、あくまで商用利用はしないこと前提で試してみるのも1つの手かもしれません。

▼ImageFXはこちらから
https://aitestkitchen.withgoogle.com/ja/tools/image-fx

②Ideogram

こちらも無料で使えるサービスです。1つのプロンプトで1度に4画像生成してくれるため効率も良く、より適した画像を選ぶことができます。


「AIらしいイラスト」で出力(Ideogram)

上記は「AIらしいイラスト」という非常に短文で作成したイラストですが、もちろんさらにプロンプトを記入することができます。イメージ画像などをつくる上では最適ではないかと思います。

一方で、数字や文字などはつづりが間違っていたりすることもあります。先日カレンダーを出力したところ、Calendarの綴りが間違っていて「ar」が抜けていたり、4の次に「2」が出力されていたり、不思議な形をした数字になってしまいました。そのため、文章や数字などを生成するのはあまり得意ではないのではないかと思われます。

商用利用可能かどうか

また、Ideogramは商用利用可能です。下記の英文に載っているのですが、「Ideogramはいかなる所有権も主張せず、それらを使用する権利も制限しない」としています。一方で、法律や第三者の権利や利用規約に違反していないことは確認してくださいとされています。

https://docs.ideogram.ai/using-ideogram/frequently-asked-questions
(上記画像は、2024年10月9日現在の情報)

利用規約については特にセクション2.1の項目があげられ、セクション2.1ではユーザーの出力内容が、ほかのユーザーの出力内容に類似する可能性があるということを承認する必要があります。無料版の場合は、基本的に出力したデータはすべて公開扱いになります。そのため、自分が出力したものを他人に見せたくない場合は、Ideogram PlusやIdeogram Proプランに加入する必要があります。


https://docs.ideogram.ai/using-ideogram/frequently-asked-questions

また、利用規約も変更される可能性があるため、Google TranslateやChatGPTを使い、読んだ上で使用いただくことをおすすめします。

▼Ideogramはこちらから
https://ideogram.ai/t/explore

③Leonardo.Ai


生成AI物語、カイト君シリーズでもおなじみ(⁉)のLeonardo.Aiです。

左端にある「Image Creation」をクリックし、プロンプトを入れると簡単に生成することができます。しかも日本語もOK。日本人ユーザーにとっても非常にユーザーフレンドリーです。

無料でも1日につき150Tokenが付与され、1回の生成に24Tokenが消費されるので、1日6回生成ができます。

高画質なのに、無料で使えるのが非常に魅力的!しかも、生成した画像を微調整することが可能です。



商用利用可能かどうか

Leonardo.Aiも商用利用は可能です。無料会員だと、画像は第三者も使えるような状態に公開されてしまうのは難点ですが、使われてもかまわない画像であれば、こちらで生成しても問題ないでしょう。

そのあたりの規定について書かれているのがこちら!是非、皆様こちらも合わせてご確認ください。


(上記画像は、2024年10月9日現在の情報)
▼Leonardo.Aiの商用利用について
https://intercom.help/leonardo-ai/en/articles/8044018-commercial-usage

Leonardo.Aiはこちらから
https://leonardo.ai/

Napkin AI


NapkinAIは、
皆様がイメージする画像生成AIとは少し違う毛色のAIになります。ブログコンテンツを作成する際に、図解などを追加する上で便利なツールです。もちろんプレゼン資料やSNSにおいても活用することが可能です。

また、左上のボタンの「New Napkin」を展開した後、「Draft with AI」をクリックすると、文章自体の生成も手伝ってくれる優れものです。

もう一つある「Blank Napkin」をクリックすると、既にある文章に対して、画像を生成してもらうことが可能です。

「Blank Napkin」をクリックして開かれたページに文章を入力してみましょう。



左側にカーソルをあてると下記画像のようなボタンが出てきます。そのボタンを押すと何と画像が生成されます。


そして赤枠に囲っている画像が選び放題です。そして、画像の中の文字を変更することも可能なので、少し変更すると…。



このように画像が完成しました!いとも簡単におしゃれな図解を生成することができるのです。

 

商用利用可能かどうか

こちらも商用利用可能のAIなので、皆様に分かりやすい図解をお届けするために使用させていただくことがございます。ユーザーが所有権を保持することになると下記にも記載されています。

https://www.napkin.ai/terms-conditions/(上記画像は、2024年10月9日現在の情報)

また、Napkin.AI上のAI Agentに英語で問いかけると、下記のような返答がかえってきました。

(上記画像は、2024年10月9日現在の情報)

ChatGPTでそのまま日本語に訳すと、「はい、Napkinを商業目的で使用することができます。生成されたビジュアルコンテンツを再販やマーケティング目的で使用することを許可しています。現在ベータ期間中は無料のプロフェッショナルプランは、専念するビジュアルクリエイターやプランナーがプロジェクトを拡大するために設計されています。このプランでは、無制限のNapkin作成とビジュアル生成が可能であり、商業用途に適しています。ただし、検索の結果として得られた個々のアイコン、イラスト、またはコレクションを再販することは禁止されていますのでご注意ください。」と記載されておりました。

そのため、そのまま再販することは禁じられていますので、その指示にしたがって活用することをおすすめいたします。

▼Napkin AIはこちらから
https://app.napkin.ai/signin

他にも

他にも、Copilotに画像生成を依頼すると、DALL-E3を使って画像生成をしてくれたり、MidjourneyやNijijourneyといった有料サービスもあります。Copilotは商用利用可能かどうかに言及していないため、注意が必要であったり、Midjourneyは有料の場合、商用利用可能であったりといったように各企業によって規定が違います。利用規約をそれぞれ確認しつつ、必要なものを選んで、ご利用いただくのが良いのではないかと思います。

終わりに

今回はメディア運用における生成AIの活用にあわせて、さまざまな最新AIツールを紹介いたしました。

最近のニュースとしては、ノーベル物理学賞に、「人工ニューラルネットワークによる機械学習を可能にする基礎的な発見と発明」という内容で、ジェフリー・ヒントン氏、ジョン・ホップフィールド氏が受賞しました。AIの発展はそれほどまでに大きなものとなり、時代を 変えようとしているといっても過言ではないでしょう。

一方で、様々な生成AIが飛び交う中、どのAIの活用が会社において利益になるのかといったことを見極めることも重要になっていきます。

本記事が皆さんにとって、活用の一歩につながり、生産性の高い業務遂行を行えるきっかけとなることを心より願っております。

 

Miyuki Tanaka

Miyuki Tanaka

元人事組織コンサルタント。2023年7月に株式会社アイスリーデザインにジョインし、マーケティング業務を担当している。

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