2025年12月19日

不動産業の“紙と属人化”課題に向けたUX/UI×業務設計支援を強化 ―契約業務のデジタル化により、業務品質の向上と大幅な作業時間短縮を実現 ―

株式会社アイスリーデザイン(本社:東京都港区、代表取締役:芝陽一郎)は、株式会社不動産SHOP ナカジツ(本社:愛知県安城市、代表取締役社長:鳥居宗利、以下 不動産SHOP ナカジツ)に対し、不動産売買における物件調査票の作成から契約書作成、承認までの一連の業務フローの支援を行いました。

支援内容として、UX/UIの全面刷新とシステム開発をワンストップで実施し、属人化や転記作業、確認工程の負荷増大といった課題に対応。入力内容のばらつきや不整合の発生リスクを抑えつつ、作業時間の大幅な短縮につながる業務プロセスの最適化を実現しました。


▼事例記事はこちら

https://www.i3design.jp/cases/nakajitsu/

支援に至った背景・課題

現状、不動産売買の契約業務は専門性が高く、紙の調査票や手動転記に依存した従来のプロセスでは、チェック品質のばらつきや若手スタッフの教育負荷、管理者の監査工数増大など、多くの業務リスクが存在していました。

また、不動産SHOP ナカジツでは、中長期的な事業拡大を見据えた全国展開と売上拡大を目標に、社内全体でDX推進を進めており、その取り組みの一環として本プロジェクトが始動しました。

支援のポイント

新システムの実装によって最適化された契約書作成プロセス

プロジェクトでは、まず現場の業務フローや運用実態を詳細に把握し、契約書作成を一気通貫でつながるデジタルフローへ再構築しました。物件調査票は紙から電子フォームへ移行し、入力内容が契約書作成システムへ自動連携される仕組みを整備することで、転記作業の廃止と入力ミスの軽減を同時に実現しています。

さらに、UI設計においてはOOUI(Object Oriented User Interface)の考え方を用いて、現場が扱う「対象」を起点とした操作体系へ再設計したことで、利用者が直感的に扱える画面構成へと進化しました。

また、プロジェクトの進め方として、デザイン・業務設計・開発といった役割間の隔たりをなくすコミュニケーション体制を構築。これにより、関係者間で認識のズレが生じにくい環境を築くことを重視しました。

成果と今後の展望

本取り組みにより、物件調査から契約書作成に至る一連のプロセスで大きな改善が生まれています。

まず、調査精度の向上によって再調査の手戻りが減少し、確認作業の効率化が進みました。また、契約書作成にかかる作業時間を大幅に短縮できたことで、現場の負荷軽減にも貢献しています。

さらに、運用プロセスの標準化により若手スタッフのスキル習得が進むとともに、管理者のチェック負担も抑えられ、組織全体の生産性向上が期待できる状況が整いつつあります。


本システムは現在社内で運用が開始されており、今後は更なる自動化や書類範囲の拡大、他システムとの連携強化を予定しています。
また、将来的には同業他社への外販も視野に入れており、不動産業界全体の効率化・品質向上に寄与するプラットフォームとなることを目指しています。

▼事例ページでは当社が提供したプロセスや手法の詳細をご紹介しています。

https://www.i3design.jp/cases/nakajitsu/

アイスリーデザインについて

アイスリーデザインは、クラウドネイティブ、AI駆動開発、デザインシステムに精通したDigital Innovatorです。UX/UIデザイン、モダンスタック技術、CI/CD、DevOps環境、AIエージェントをフル活用した開発スタイルで顧客のデジタルシフトを支援します。

会社概要

事業内容:デジタルイノベーションパートナー事業

所在地 :〒107-0052 東京都港区赤坂八丁目1番22号NMF青山一丁目ビル3階

代表者 :代表取締役 芝 陽一郎

設立  :2006年7月26日

URL  :https://www.i3design.jp

最新情報は公式X(旧Twitter)アカウントでも発信中です。

公式アカウント:https://x.com/i3design_jp

<本リリースに関するお問い合わせ>

アイスリーデザイン 広報担当宛

お問い合わせフォーム:https://www.i3design.jp/contact/

e-mail:pr@i3design.co.jp

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