2017年9月27日 デザイン,ビジネス

最新版!国内フィンテックサービス5選

2017年は、これまで無かったようなユニークで便利なフィンテックサービスが多数ローンチされました。今回は、そんなフィンテックサービスの中でも、特にここ2ヶ月でローンチされた最新サービスの5つを厳選して紹介します。
一口にフィンテックと言っても、その内容は様々。何か共通の傾向やトレンドはあるのでしょうか?
 

目次

 
 

1. 【楽しくかわいい自動貯金サービス】しらたま


https://sirata.ma/
 
株式会社マネーフォワードが2017年9月19日にローンチした、自動貯金アプリです。
キャッチコピーは、「しらずに、たまる 人生を楽しむ貯金アプリ」
 
銀行口座を登録すると、アプリ専用の貯蓄口座が作られ、そこに自動的にお金が貯まっていきます。貯蓄方法は、毎日決まった金額を貯める「つみたて貯金」と、クレジットカード支払いの「おつり」を利用する「おつり貯金」の2パターン。「おつり貯金」とは、例えば、ユーザーが設定額を500円としていれば、480円の支払いで20円のおつりが自動で貯蓄されるというものです。
家計簿アプリ「マネーフォワード」との連携によって、毎月どれくらい貯められそうかの提案もしてくれます。
 
曲線を多用した独特の柔らかいUIや、お金を「貯金箱」に貯めるという表現など、身体感覚に寄り添った設計がされており、使っていて楽しさを感じるアプリです。
貯金の習慣がなかった人でも、知らないうちにお金を貯めることができるというコンセプトも、単なる貯金アプリとは一味違っていますね。
 
現時点では連携できる金融機関が住信SBIネット銀行のみのですが、改正銀行法が施行される来年春ごろから、順次連携先金融機関を増やしていくとのこと。また、貯蓄した資金を使った自動投資機能の追加も考えられているということなので、今後に注目していきたいサービスです。
 

2. 【お釣りで始める少額投資サービス】トラノコ


https://toranoko.com/
 
投資というと、難しくてお金がかかりそう。少なくとも、私には縁が無いものと思っていました。
そんな投資を、ぐっと身近なものにしてくれるのがこのサービス。
TORANOTEC株式会社が2017年6月にサービスローンチ、モバイルアプリを8月10日にリリースした、「トラノコ」です。キャッチコピーは、「すべての人を投資家に」。
 
トラノコは、MoneyForwardやZaimのような家計簿アプリと連携し、クレジットカード支払いの際のお釣りを自動で投資運用してくれます。例えば、100円単位での設定をしたら、180円の支払いの際には20円がお釣りとして計算されます。
最低5円という、超低額からの投資が可能。
さらに、ユーザーの好みに合わせた3つのファンドから運用先を選ぶため、初心者でもわかりやすく始められます。
 
将来のために投資を始めるといっても、若年層にとってはそもそも何から始めればいいのかわからず、興味はあってもなかなか手が出せませんでした。
このトラノコのような、投資の間口を大きく広げるサービスが、今後の投資運用の中でも大きな存在となっていくかもしれません。
 

3. 【新たな市場を発明する時間取引サービス】Timebank


https://timebank.jp/
 
株式会社メタップスが、2017年9月11日にiOS向けのβ版をローンチした「Timebank」は、「時間の再発明」を目的とした時間取引サービスです。
その内容は、SNSなどで影響力のある人物の時間を10秒単位で購入できるというもの。
時間という、個人の持っている価値をお金にするという発想は、今までありそうでなかったものです。
「時間の市場を作り出す」という構想も、新しい経済領域を開拓していくワクワク感が感じられます。まだβ版ですが、今後の動向が要注目なサービスです。
 
 

4. 【友達同士の少額ファンディングサービス】polca


https://polca.jp/
 
クラウドファンディングで有名な株式会社CAMPFIREが、2017年8月10日にローンチしたモバイルアプリ。
「クラウドファンディング」というと、しっかりした大きな企画のために行うというイメージでした。不特定多数に公開されるため、個人的な企画では使いづらくもあります。
そこでリリースされたのが、この「polca」。
使い方は「タイトル・写真・目標金額・おかえし」の4つを設定するだけ。審査も不要で、企画を立ち上げるのがとにかく簡単です。URLを送った相手にしか公開もされないため、友達同士の個人的な企画にもぴったりです。
カジュアルなUIとわかりやすく手軽な操作で、「資金を集める」ということのイメージをガラッと変えてくれそうなサービスです。
 
 

5. 【ミレニアル世代のための給料前借りサービス】payme


https://payme.tokyo/
 
株式会社ペイミーが2017年9月4日にローンチしたサービス「payme」。
企業がpaymeを導入することで、そこで働く従業員はまだ受け取っていない分の給料を先に受け取れるようになります。
給料前借りサービスは、三菱東京UFJ銀行のフレックスチャージenigma payなどこれまでにも複数あり、それ自体は決して新しいものではありません。
paymeの特徴は、ミレニアル世代のために考えられた、非常に使いやすいUIです。
給料の前借りまでに踏むステップは、「会社のアドレス入力」「パスワード入力」「申請額の入力」のみ。
 
給料の前借りに限らず、既存の金融サービスはとにかく煩雑で使いづらいものばかりです。
昔からあるサービスでも、ユーザーのためを考えたUI/UX設計をきちんとすれば、新世代のサービスへと生まれ変わるのでしょうね。
 

6. まとめ

 
こうして見てみると、金融という巨大で手の届きづらかったものを、個人が身近に使えるように生まれ変わらせるサービスが多くリリースされていることがわかります。
こうした流れの中での需要なキーワードは、「手軽さ」と「楽しさ」ではないでしょうか。
モバイル端末によって個人があらゆるサービスをいつどこにいても利用できる時代。ユーザーに少しでも使いづらいと受け取られたものは、いつ淘汰されてもおかしくありません。いつも使うサービスのUIやUXを楽しく美しいものにすることで、ビジネスとしても大きく成長するだけでなく、実際に使うユーザーの日々もより良いものになっていくのではないかと思います。
 
 
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TakemotoTakuya

t.takemoto

UI/UXデザイナー 美術大学を卒業した後、居場所を探してヨーロッパに行くも、居場所は見つからず帰国。その後すぐにアイスリーデザインに拾われ、今に至る。

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