AWS Summit Tokyo 2016 イベントレポート

こんにちは テクニカルアーキテクトの久保です。
少し遅くなりましたが6月2日・3日に行われたAWS Summit Tokyo 2016のイベントレポートをお届けします。
 
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今年のAWS Summit Tokyoは3日間あり、初日はパートナー向け、2・3日目が一般向けに開催されていました。場所は品川駅近くのグランドプリンスホテル新高輪です。昨年のAWS Summit Tokyo 2015は初動が遅くどのセッションも満席ということでカナシイ思いをしたので今年は申込開始後すぐに申込を行ないました。
 
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当日の参加者の詳しい人数は分からないのですが、どのセッションも立ち見が出るほど人が多く、会場のキャパ的には限界だと思われるのでもしかしたら来年は会場が変わるかもしれませんね。

今回も気になったキーワードについてまとめてみたいと思います。
 
 

Amazon Echo & Alexa

マイクロソフトのイベント「de:code 2016」でもConversation as a Platformという概念としてインターフェースとしての会話が強調されていましたが、Amazon EchoはAmazonが提供している会話をUIとしたデバイスで、Alexaがその頭脳となります。

残念ながら日本では未発売ですが動画でどのようなガジェットか知ることができるとおもいます。ちょうどiPhoneとSiriをイメージすると分かりやすいかもしれません。

 

AlexaはSkillと呼ばれる機能を追加することで拡張ができ、すでにSDKやAPIは公開されているので、自分たちが必要としている機能を追加することもできます。
最近ではChatOpsを取り入れているチームを増えていると思いますが、今後はこのAmazon Echoを活用したConversationOps/VoiceOpsみたいな事例もでてくるのではないでしょうか?
 
 

サーバーレス

AWSのTim Wagner氏によると抽象化には様々なレベルがあり、それぞれ

– VMは ハードウェア を抽象化 (Amazon EC2)
– コンテナは OS を抽象化 (Amazon ECS)
– サーバーレスは ランライム を抽象化 (Amazon Lambda)

となっている抽象化するレイヤーが異なります。それぞれの詳細の説明は割愛しますが、AWSでサーバーレスの代表といえば上にも挙がっている通りAmazon Lambda(以下Lambda)です。
Lambdaを利用することでサーバー管理が不要なだけでなくスケーリングについても使用者は意識する必要がなくなります。サーバーを準備する手間を省くことができ、コードを書けばすぐに試すことが出来るので開発をさらにスピードアップさせることができます。コードの実行時間が課金対象なので本当に使った分のみの料金というのもポイントですね。

すでにLambdaを利用したサーバーレスを加速させるフレームワークがいくつかありますが、AWSが支援しているFlourishというGitHubプロジェクトがあるそうです。6/12現在未公開ですので、公開が楽しみですね。
 
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その他

DevOpsやコンテナに関する話題も多く挙がっていました。

本番活用事例としては、最近TVCMでも見かけるAbemaTVのインフラはDockerとAmazon ECSをフル活用して構築されているということで今後のDocker/ECSを運用するときの参考にすることが出来そうです。

またマイクロサービスThe Twelve-Factor AppTwo Pizza Ruleといったキーワードをセッションを跨いで何度も耳にしました。
特にTwo Pizza RuleはAmazonのCEOジェフ・ベゾスが提唱した適切なチームの人数の解として一度は耳にことがあるのではないでしょうか?
 
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まとめ

冒頭にも挙げましたが、どのセッションも立ち見が出るほど人が多くAWSの勢いや、関心の高さが伺える2日間でした。
また前述しませんでしたが展示エリアではIoT専用のエリアがあったりとこちらも注目されている分野であること伺えました。IoTといえば「SORACOM」ということで7月に行われるSORACOMのカンファレンスにも足を運んでみたいと思います。
 
 

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