アプリ開発は個人でできる?個人で行う流れを解説

アプリ開発は個人でできる?個人で行う流れを解説

以前は複数人の専門エンジニアが必要だったアプリ開発も、いまはAIをはじめ、開発環境やツールが充実し、一人でも完結できる時代になりました。とはいえ、これまでアプリ開発に触れてこなかった方は、「具体的に何をすれば作れるの?」と手が止まってしまうことも多いはずです。

本記事では、個人でアプリ開発を進めるために必要なスキルや費用、メリット・デメリット、具体的な進め方の流れを解説します。これから挑戦したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

アイスリーデザインでは、UX/UIに強みを持つプロダクト開発手法をもとに、アプリケーション開発やAI活用支援を行っています。

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アプリ開発は個人でできるのか?

結論から言えば、個人でのアプリ開発は十分に可能です。現在はソースコードを書かずに構築できるノーコードツールから、本格的なプログラミングによる開発まで、自身のスキルやプロジェクトの規模に応じたさまざまな選択肢があります。一定の知識や学習は必要ですが、一人でも取り組める環境は整っています。

ただし、個人開発では時間や技術面に限界があるのも事実です。企画・設計・デザイン・開発・テストまでをすべて自分で担うのは簡単ではありません。ツールをうまく活用しながら、優先順位を見極め、スケジュール内で形にしていく力が求められます。

続いて、アプリ開発の種類や必要なスキル、費用感について詳しく見ていきましょう。アプリ開発について、より基礎から理解したい方は以下の記事も参考にしてみてください。

アプリ開発とは?システム開発との違いや揮発手法を解説 | サムネイル

アプリ開発の種類

個人や少人数で挑戦しやすい形態には、主に3つあります。

  • Webアプリ:ブラウザ上で動作し、インストール不要で利用できるアプリ
  • ネイティブアプリ:iOSやAndroidなど特定のOS向けに開発するアプリ
  • ハイブリッドアプリ:Web技術を活用し、複数のOSで動作させるアプリ
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アプリ開発に必要なスキル

プログラミング知識はもちろん重要ですが、一人で進める開発では、企画力やプロジェクト管理能力などさまざまな能力・スキルが求められます。ここでは特に必要性の高いスキルについて触れます。

  • 企画力:誰にどんな価値を届けるのかを整理・具体化する力
  • プログラミングスキル:プログラミング言語を用いて機能を実装する力
  • 設計力:使いやすく直感的に操作できる画面や構造を設計する力
  • プロジェクト管理能力:スケジュールやタスクを整理し、計画通りに進める力
  • 分析力:ユーザーのニーズや競合状況を把握し、方向性を定める力

アプリ開発を行う際に必要な費用

アプリ開発は無料ツールでも始められますが、公開や運用には一定の費用が発生します。まず、開発環境としては、AndroidアプリやWebアプリであれば一般的なPCで対応できますが、iOSアプリを開発する場合はMacの用意が不可欠です。

それぞれのストアで公開するには、以下の費用と登録が必要です。

種類Google PlayApp Store(iOS)
費用初回25ドル(更新料なし)年額99ドル
登録Google Play Console で登録Apple Developer Programで登録

さらに、データ保存やログイン機能などを実装する場合は、クラウドサービスの利用料も発生します。サーバー代などのランニングコストをあらかじめ試算しておくことが重要です。個人開発初心者であれば、まずはクラウドサービスの無料枠を活用し、最小限のコストで小さく始めるのが現実的でしょう。

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アプリ開発の費用や進め方について不安がある場合は、専門家に相談するのも1つの方法です。

アイスリーデザインでは、UX/UIに強みを持つプロダクト開発手法をもとに、アプリケーション開発やAI活用支援を行っています。構想段階や技術選定のご相談からでも対応可能です。アプリ開発やAI活用をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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アプリ開発を個人で行うメリット

個人でのアプリ開発に向けたスキルや費用感を把握したら、次はメリットを見ていきましょう。組織の規模や意思決定フローに縛られず、個人の裁量でコントロールできる点には、多くの魅力があります。

自分のアイデアを自由に形にできる

個人開発の最大の強みは、意思決定の速さと自由度の高さにあります。企業での開発では、組織内の調整や承認プロセスを経る必要がありますが、個人であれば機能の取捨選択からデザインの変更、方向転換に至るまで、すべてを自分の判断で進めることができます。

また、ニッチなテーマや小さな課題解決に特化したアプリは、企業では採算が合いづらく着手されにくい領域です。個人であれば「自分がやりたいから作る」という動機で挑戦でき、市場規模が大きくなくても成立させやすい点も、個人開発ならではの強みといえるでしょう。

技術力や実績が身につく

アプリを1つ完成させるまでには、設計や実装はもちろん、エラー対応から公開手続き、さらにはリリース後の運用改善まで、一連の工程をすべて自ら経験することになります。この過程を通じて、単なるコーディングスキルではなく、サービスを形にするための総合的な技術力を養うことができます。

さらに、完成したアプリは成果物として残ります。ポートフォリオとしての価値だけでなく、「自分でサービスを立ち上げた」という実績は、転職や案件獲得の場面でも強い説得力を持ちます。

収益化や副業につなげやすい

アプリは公開後、広告表示やアプリ内課金、サブスクリプションモデルなどを組み込むことでビジネスモデルの構築が可能です。必ずしもヒットを狙う必要はなく、一定数のユーザーが継続利用すれば安定収益につながる可能性があります。

個人の場合、副業として始めたアプリの収益が本業を上回るケースも珍しくありません。スモールビジネスとして小さくスタートし、軌道に乗れば法人化を目指すといった展開も現実的です。取り組み方次第で、収益だけでなくキャリアの選択肢も大きく広がります。

アプリ開発を個人で行うデメリット

個人でのアプリ開発のメリットを見てきましたが、当然ながら良い面だけではありません。ここでは、個人でアプリ開発を行う際に直面しやすいデメリットを解説します。

学習・開発に時間がかかりやすい

未経験から始める場合、技術の習得だけで数ヶ月を要することも珍しくありません。特に、プログラミングの基礎理解には一定の時間が必要で、実際にアプリとして形にするまでにはさらに多くの時間がかかるでしょう。

本業の合間を縫って作業する個人開発では、リリースまでに想像以上の期間がかかり、途中でモチベーションを維持するのが難しくなるリスクがあります。技術的な難易度以上に、継続できる環境を整えられるかどうかが成功の分かれ目になります。

ユーザー体験(UX/UI)が後回しになりやすい

個人開発では、どうしても機能の実装に集中しすぎて、使いやすいUI設計や快適なユーザー体験にまで十分に意識が向かないケースは少なくありません。

アプリで成果を出すためには、機能の実装と同じくらいユーザー体験の設計が重要です。どれほど優れた機能を備えていても使いづらいと感じられれば、ユーザーはすぐに離れてしまいます。UX/UIを意識した設計を心がけることが、継続利用されるアプリづくりにつながります。

初期費用や運用コストが発生する

個人開発は比較的低コストで始められるとはいえ、完全に無料で進めるのは難しいのが現実です。開発環境の準備やストア登録費用、クラウドの利用料など、規模に関わらず一定の出費は必ず発生します。特にログインやデータ保存機能を実装する場合、サーバー等の外部サービス利用はほぼ必須となります。

また、ユーザーが増えるほど利用料も膨らむため、成功に比例して運用コストが上がる構造を理解しておく必要があります。あらかじめ無理のない範囲で資金計画を立てておくことが大切です。

品質管理や継続運用の負担が大きい

アプリは公開して終わりではなく、不具合の修正やOSアップデートへの適応、ユーザーからのレビュー対応など、リリース後も継続的な作業が求められます。個人開発ではこれらすべての運営業務を、自分1人で担い続けなければなりません。

さらに、ユーザー数が増えるにつれて、サポート対応や改善要望も次第に増加していきます。継続的なアップデートを怠れば利用者は離れ、放置すれば評価の低下を招くリスクもあります。自由なもの作りができる反面、運営者としての責任を背負うことになる点は無視できません。アプリ開発で成功するためには、こうした改善サイクルを回し続ける覚悟も必要です。

個人開発には自由度がある一方で、負担やリスクも伴います。不安がある場合は、早い段階で専門家に相談するのも1つの方法です。

アイスリーデザインでは、UX/UIに強みを持つアプリ開発やAI活用支援を行っています。構想段階からでも対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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アプリ開発を個人で行う際に必要なもの

ここまでメリット・デメリットを整理してきましたが、実際に始めるとなると事前の準備が欠かせません。ここでは、個人でアプリ開発を進めるために準備しておきたいものを整理します。

パソコンとスマートフォン

アプリ開発の基盤となるのが、コードを書き、動作を検証するための開発用パソコンです。iOSアプリの開発にはMacが必須となりますが、AndroidやWebアプリであれば一般的なWindowsパソコンでも十分に環境を構築できます。

加えて、実機テスト用のスマートフォンも重要です。パソコン上でも基本的な動作確認は可能ですが、実際の指での操作感や細かな表示崩れ、端末の処理速度などは、実機でなければ把握できない部分が少なくありません。ユーザーに快適に使ってもらうためには、最低でもターゲットとする利用環境の端末を1台は用意しておきたいところです。

開発環境・開発ツール

アプリを作るには、専用の開発環境が必要です。iOSであればXcode、AndroidであればAndroid Studioといった公式ツールが基本になります。Webアプリの場合は、コードを書くためのエディタとブラウザが中心になります。

これらのツール自体は無料で利用できるものが多く、個人でも始めやすい環境が整っています。ただし、使い方を理解し、プロジェクトの構造を把握するまでには一定の慣れが必要です。

プログラミングの基礎知識

個人開発において、プログラミングの基礎知識は必須です。変数や条件分岐、繰り返し処理といった基本構文の習得はもちろん、データの扱い方や画面遷移の仕組みなどを理解しておく必要があります。

高度なアルゴリズムや難解な理論をすべてマスターする必要はありませんが、最低限「なぜその処理が動くのか」という理屈を把握しておく必要はあります。仕組みを理解できていないと、開発中に必ず直面するエラーや予期せぬ挙動に対して、自力で解決策を見出すことが困難になるからです。

デザイン素材やUI設計

アプリは機能だけでなく、使いやすさや見た目も重要です。どれほど中身が優れていても、操作が直感的でなかったり、デザインに一貫性がなかったりすると、ユーザーの継続的な利用にはつながりませ。UI設計の基本的な考え方は、最低限押さえておく必要があります。

また、アプリアイコンや画面内の画像などの視覚要素も、ユーザーの第一印象を大きく左右します。見た目は後回しにするのではなく、アプリのコンセプトに合った色使いやフォント選びまで意識することが、完成度を高めるうえで重要になります。

ストア登録用のアカウント

アプリを一般に公開するためには、App StoreやGoogle Playへの開発者登録が必要です。この登録には所定の費用が発生するだけでなく、各プラットフォームが定める審査基準をクリアする必要があります。

さらに、利用規約やプライバシーポリシーの整備といった法的な準備も求められるため、開発の早い段階でこれらの要件を確認しておくとよいでしょう。

アプリ開発で扱うプログラミング言語

アプリ開発を個人で行う際に必要なものを理解したら、次は扱うプログラミング言語について把握しましょう。ここでは、代表的な選択肢を整理します。

iOS向け

iPhoneやiPadのアプリ開発で現在主流となっている言語は「Swift」です。Appleによって開発されたこの言語は、処理速度が速く、記述がシンプルで読みやすく、初心者でも学びやすい点が特徴です。

合わせて、Apple特有の設計思想や「ヒューマンインターフェイスガイドライン」に沿った開発方針も理解しておきましょう。こうした思想を理解し、デザインや操作性に十分配慮することが、ユーザーからの評価や継続利用に影響します。

参照:ヒューマンインターフェイスガイドライン | Apple Developer Documentation

Android向け

Androidアプリ開発では、「Kotlin」が主流です。長年使われてきたJavaという言語と互換性を持ちつつ、より安全に、短いコードで記述できるよう改良されたものです。Googleが公式に推奨しており、ネット上のドキュメントやトラブル解決策も非常に豊富です。

Androidは端末の種類が非常に多く、画面サイズやOSバージョンの違いを考慮する必要があります。そのため、動作確認やテストの観点では、iOSと比べてやや複雑になりやすい点も押さえておきたいポイントです。

Web技術を使ったアプリ開発

HTML、CSS、JavaScriptといったWeb技術をベースにアプリを開発する方法もあります。これは、ブラウザ上で動作するWebアプリとして公開したり、Web技術をもとにスマホアプリとしてパッケージ化したりする手法です。比較的学習コストが低く、情報も豊富で、一度の開発で複数の環境に対応しやすいというメリットがあります。

一方で、「Flutter」や「React Native」などのフレームワークを活用したクロスプラットフォーム開発という方法もあります。これは、ひとつのソースコードからiOSとAndroidの両方に対応したアプリを開発する手法です。OSごとに別々の言語を学ぶ必要がなく、開発効率や保守性を高めやすい点がメリットです。

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アプリ開発を個人で行う際の流れ

アプリ開発に必要な環境や言語を理解したら、次に考えるべきは「どの順番で進めるか」です。ここでは、個人でアプリを形にするまでの基本的な流れを整理します。

  1. アイデア出し・企画
  2. 要件定義・設計
  3. 開発・実装
  4. テスト・改善
  5. ストア申請・公開

1.アイデア出し・企画

最初に行うべきは、「誰の、どんな悩みを、どう解決するか」を言語化することです。自分自身が日常で感じている不満や「あったらいいな」をテーマにすると良いでしょう。

また、最初から機能を盛り込みすぎないことも大切です。個人開発では、機能を増やすほど完成までの距離が遠くなります。まずは最低限の機能で成立する形を考え、「これだけあれば使える」というラインを決めることが大切です。

アプリ開発の企画書作成の必要性と9つのポイント | サムネイル

2.要件定義・設計

企画が固まったら、必要な機能と画面構成を整理しましょう。この工程を飛ばして実装を始めると、途中で構造が破綻しやすくなるリスクがあるため、注意が必要です。

紙や簡易ツールで画面イメージを書き出すだけでも、手戻りを防ぐ大きな効果があります。完璧な設計図を目指す必要はありませんが、あらかじめ全体像を可視化してから開発に着手することで、その後の作業をスムーズに進められます。

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3.開発・実装

設計図ができたら、いよいよ実際にコードを書いていきます。ここで意識したいのは、一度にすべてを作り込もうとしないことです。機能を小さな単位に分け、ひとつずつ動作確認を行いながら進めるほうが、結果的に効率よく開発できます。

まずはデザインにこだわりすぎず、主要な機能が正しく動くプロトタイプを完成させることを優先しましょう。難易度の高い部分は、既存のライブラリやノーコードツールを活用して効率化するとよいでしょう。

4.テスト・改善

一通り動くようになったら、完成したアプリを自分の実機に入れ、実際の利用シーンを想定しながら使ってみましょう。あえて意地悪な操作をしても強制終了しないか、画面表示が崩れていないかなど、細かな点まで確認します

自分だけでは気づきにくい不具合も多いため、可能であれば第三者にも触ってもらい、率直な感想をもらうことが大切です。操作が分かりにくい部分や、想定外のバグが見つかることもあります。

こうした段階で丁寧に修正を重ねることで、アプリの完成度は大きく高まります。最初から完璧を目指すのではなく、まずは「安心して使える状態」に仕上げることを意識すると、リリースまで前向きに進めやすくなります。

5.ストア申請・公開

最終段階は、ストアへの申請と公開です。App StoreやGoogle Playには審査基準があり、アプリの説明文やキーワード設定、スクリーンショット、アイコンなども審査対象になります。事前にガイドラインを確認し、規約やプライバシーポリシーを整えておくことが大切です。

ストアの審査には数日から1週間程度かかることが一般的ですが、内容によってはそれ以上かかる場合もあります。一発通過を前提にスケジュールを組むのではなく、修正対応を織り込んだ余裕のある計画を立てておくとよいでしょう。

アプリ開発の流れを理解したら、次は実際に行動するフェーズです。1人で進めるのが不安な場合や、より確実に形にしたい場合は、専門家の力を借りるのも有効な選択肢です。

アイスリーデザインでは、UX/UIに強みを持つアプリ開発やAI活用支援を行っています。構想段階からのご相談も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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アプリ開発の基本的な流れ・工程と開発手法の違いを解説 | サムネイル
アプリ開発の期間はどれくらい?工程ごとの目安と進捗管理のポイント

アプリ開発の収益化のコツ

アプリは公開して終わりではありません。むしろ、公開してからが本番です。ここでは、アプリを継続的な収益につなげるためのポイントを解説します。

ユーザーの反応を見ながら改善する

アプリ公開後は、レビューや利用データを確認し、ユーザーがどこでつまずいているのか、どの機能が実際に使われているのかを分析します。開発者の想定と、ユーザーの実際の行動は一致しないことも少なくありません。

「思ったよりこの機能が使われていない」「ここが分かりにくいと言われた」といった生の声や行動ログを真摯に受け止め、改善につなげましょう。初期段階で柔軟に軌道修正できるのは、個人や小規模開発ならではの強みでもあります。

広告・受託など収益モデルを検討する

収益化を目指す場合は、早い段階でビジネスモデルを検討しておくことが大切です。代表的な方法には、次のようなものがあります。アプリの特性やユーザー層との相性を踏まえて選びましょう。

  • 広告収入 :バナー広告や動画広告を表示する方法。比較的導入しやすいモデル。
  • アプリ内課金 :追加機能やデジタルアイテムを販売する方法。
  • サブスクリプション :月額制で継続的なサービスや特典を提供する方法。 

継続利用される仕組みを設計する

一度ダウンロードされても、使われなければ意味がありません。継続利用を促すには、ユーザーが「また使いたい」と感じる理由を、設計段階から組み込んでおくことが重要です

ただし、過度な通知や複雑すぎる機能は、かえって離脱の原因になることもあります。ユーザーにとって自然に使い続けられる体験を提供できるかどうかが、長期的な成功を左右します。

継続利用を促す仕組みの例としては、次のようなものがあります。

  • プッシュ通知によるリマインド機能
  • 定期的なコンテンツ追加やアップデート
  • ログインボーナスやポイント制度
  • 利用履歴に応じたパーソナライズ表示

アプリ開発を個人で行う場合の注意点

アプリ開発は個人で自由に作れる一方で、公開する以上は一定のルールと責任が伴います。公開前後でトラブルにならないためにも、あらかじめ注意点を把握しておきましょう。

ストアの審査ガイドラインを事前に確認する

App StoreやGoogle Playには、それぞれ明確な審査ガイドラインが定められています。禁止コンテンツの範囲や広告表示のルール、個人情報の取り扱い、外部リンクの扱いなど、細かい規定が設けられています。

これらを理解しないまま開発を進めると、公開直前で差し戻されたり、最悪の場合、アカウント停止につながるリスクもあります。開発終盤で慌てないためにも、初期段階で各ストアのルールを確認し、それに沿った設計・実装を行うことが重要です。

利用規約・プライバシーポリシーを整備する

ユーザーのデータを扱う以上、適切な情報の取り扱いが求められます。 

利用規約はサービス提供者とユーザーとの間のルールを定めるもので、トラブル発生時の免責事項などを明確にします。プライバシーポリシーは、取得した個人情報をどのように取得・利用・管理するのかを説明する重要な文書です。

たとえユーザー情報を直接扱わないアプリであっても、基本的な利用規約を整備しておくことが望ましいといえます。特にログイン機能やお問い合わせフォーム、広告配信などを実装する場合は、プライバシーポリシーの記載はほぼ必須になります。

これらに不備があると、ストア審査に通らないだけでなく、法的リスクを負う可能性もあります。信頼できるテンプレートを参考にしながら、自分のアプリの内容や運用実態に合った形で整備しておくことが重要です。

OSアップデートや不具合対応を想定する

iOSやAndroidは定期的にアップデートされ、その影響でアプリが正常に動作しなくなることがあります。公開後に初めて発覚する不具合も少なくありません。

これらに迅速に対応するためのメンテナンス時間をあらかじめスケジュールに組み込んでおく必要があります。特に個人開発では、自分1人ですべての対応を行うため、無理のない運用体制を想定しておくことが大切です。

ノーコードを活用したアプリ開発の選択肢

近年は、ノーコードやローコードと呼ばれる開発手法が広がり、専門的なプログラミング知識がなくてもアプリを構築できる環境が整いつつあります。ここではノーコードを活用したアプリ開発の選択肢について説明します。

ノーコード・ローコード開発とは

ノーコード開発とは、コードを書かずにアプリやサービスを構築する方法です。画面上でパーツを配置し、設定項目を組み合わせることで機能を実装していきます。プログラミング未経験者でも扱いやすく、短期間で形にできる点が大きな特徴です。

ローコード開発は、視覚的な操作を中心に構成しつつ、必要に応じてプログラミングコードを書き加える開発手法です。ノーコードと従来のプログラミングの中間に位置する手法で、ノーコードよりも自由度が高く、複雑なロジックや外部サービスとの連携にも対応しやすい強みがあります。

どちらも完全に自由な設計ができるわけではなく、ツールの仕様に依存する部分がある点は理解しておく必要があります。

ノーコード・ローコード開発が向いているケース

ノーコードやローコード開発は、目的が明確で構造がシンプルなアプリに向いています。特に、開発スピードを重視し、できるだけ早い段階でリリースしたい場合に適しています。

予約管理や顧客情報の整理など、機能要件がある程度定型化されているツールであれば、ノーコードでも十分に実現可能です。さらに、標準機能を活かしつつ一部をカスタマイズできるローコードであれば、外部サービスとの連携や独自ロジックの追加にも柔軟に対応できます。

一方で、独自性の高いアルゴリズムや複雑なデータ処理、大規模なアクセス負荷を想定するサービスには適していません。将来的な拡張性を重視する場合は、他の開発手法での実装や段階的な切り替えも視野に入れて検討することが望ましいでしょう。

まとめ

アプリ開発は、かつてのように専門チームだけが取り組めるものではなくなりました。AIやノーコードツール、充実した開発環境の登場により、個人でも十分に挑戦できる時代です。

もちろん、学習や運用の負担、費用面の課題はあります。しかし、小さく始めて改善を重ねていくことで、スキルの向上や収益化、さらにはキャリアの可能性拡大にもつながります。

最初から完璧なアプリを目指す必要はありません。シンプルな機能でも、自分のアイデアが形になり、実際に動く体験は大きな自信になります。この記事を参考に、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。

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