2017年3月28日

UI/UXデザイン

春から始めよう!達成できる目標のつくり方

S.Oikawa

こんにちは、アイスリーデザインの及川です。

 
来週から4月、新学期の季節ですね。新生活のタイミングでなにか新しいことを始めてみようと考えている方が結構いるのではないかと思います。

 
英語の勉強を開始しよう! 資格に合格しよう!夏までに痩せよう! 禁煙しよう!といった目標作って達成したいですよね? しかしちょっと立ち止まってみてほしいのですが、自分が過去に立てた目標はどの程度達成できていますか?
(そういう私も、人に指摘できるレベルではないのですが、ここではちょっと置かせてください笑)

 
今回紹介する書籍のプロローグで紹介されているのですが、新年の誓いの挫折率は88%とも言われているそうです。私はこの数字を見て「挫折率高っ」と驚いたのですが、しかし実体験をふりかえってみると確かに。。と思う数値です。そうなのです、立てた目標を達成することはすごく難しいことなのです。

そこで今回紹介する書籍は「世界のトップエリートが絶対に妥協しない 小さな習慣」です。
ゴールドマン・サックス役員の方が2013年に出版されて、2015年に和訳された書籍になります。
(※英語版はコチラ)


本書では、目標を達成することがいかに難しく、目標を達成するためには技術が必要だとし、実体験を通して目標を達成するためのノウハウが紹介されています。ノウハウを一言でいうと、達成できるかどうか分からない大きな目標を立てるのではなく、自分が達成できる小さな目標を立て実践し習慣化する。というマイクロ目標という手法を使うことで、結果として大きな目標を達成するという方法です。

 
本書は大きく3部構成になっており
プロローグで、目標を達成する難しさを説き、
パート1で、目標達成を実現するノウハウ「マイクロ目標」のつくり方を解説し、
パート2で、「マイクロ目標」の実践方法を以下カテゴリ別に
・運動
・ダイエット
・片づけ
・対人関係
・お金のやりくり
・時間管理
と、具体的事例を交えて紹介されています。

 
どうでしょう、もっと詳しく知りたくなってきますよね!

 
早速内容に踏み込んでいきましょう。
著者は鍵をよく無くすという課題を持っており、鍵を無くさないという目標を立てるものの何度も失敗してしまいますが、「マイクロ目標」を使うことで目標を達成します。
じゃあどうやって目標を達成できたの?ですが、鍵は「習慣・ルーティン化」だと解きます。
達成できるかどうか分からない、進捗が有るかどうか分からない目標を立てるのではなく、分かりやすく達成しやすい「行動」を目標にし、達成感・進捗を実感できるようにすることで、まず習慣化を目指す。習慣化してしまえば、あとは結果として目標を達成できるようになるというものです。

 
少し具体的にしてみます。
例えば、夏までに5kg痩せよう! といった目標にするのではなくて、痩せるために自分ができる小さな目標「電車で座らない」といった行動を目標にします。この目標の場合は、電車で座らなかったら目標達成と見なすことができるので、すぐに達成感がわかります。この目標を習慣化するまで続けて、自分のオートパイロットにしていきます。オートパイロット化に成功したら、次に「週に1回は1駅分歩く」を目標にするといったことを繰り返し続けていくことでダイエットを成功させるという方法です。

 
今回は目標例として「電車で座らない」「週に1回は1駅分歩く」をあげてみましたが、この目標を何にするかが肝になってきます。そのため本書の3割位を「マイクロ目標のつくり方」に割いて詳しく紹介しています。繰り返しになりますが「マイクロ目標のつくり方」が肝で是非本書を読んで理解いただきたいのですが、ルールだけ抜粋しておきます。

 
・ルール1:マイクロ目標は簡単にこなせる (p49)
・ルール2:何をするかが具体的で、達成できたかどうかがすぐにわかる (p56)
・ルール3:マイクロ目標はすぐに効果が現れる (p66)
・ルール4:マイクロ目標は人によって違う (p70)
・ルール5:マイクロ目標は共鳴する (p80)
・ルール6:マイクロ目標はきっかけで動きだす (p94)
・ルール7:マイクロ目標を立てるのは一度に2つまで (p104)

 
つくり方は理解した!あとは実践するだけ!ということで、パート2では運動・ダイエット・片づけ・対人関係・お金のやりくり・時間管理といったカテゴリ別に、21ケースもの事例が紹介されていますので、きっと参考になるマイクロ目標が見つかると思います。

 
でも待てよ、実践するのはよいけど、どの位時間が掛かるんだろう?とも思いますよね。実は習慣研究専門の方がいて「6〜8週間」と述べているそうです。更に著者の経験上でも「4〜6週間」とのことで、十分目安にできそうです。次にこれを長いと考えるか短いと考えるかですが、マイクロ目標は一度に2つ目標を立てることが出来ますので、2目標を6週間で達成していく場合、1年で考えれば20もの目標が達成できる計算になります。
どうでしょうか、興味が湧いてくる数値ではないでしょうか!?

 
最後に老子の言葉を紹介して終わりにしたいと思います。

 
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

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Satoshi Oikawa

S.Oikawa

2011年にジョインし今では一番の古株社員です。IT業界に20年近く身を置き,プログラマ,プロジェクトマネージャーを経て会社の基盤を支えるポジションを担当しています。 「下手な考え休むに似たり」「何かを始めるのに遅すぎることはない」をモットーに前進を続ける毎日です。

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