広報な女子も大満足!SORACOM Conference “Discovery” イベントレポート〜前編〜

こんにちは。広報の横山です。7月13日に行われたSORACOM Conference “Discovery”に行ってきました!

なぜ、広報の私がこのイベントに参加したのか?と言うと、JAWS DAYSでソラコム 玉川氏のトークセッションを初めて聞いたのをきっかけに「ソラコム」がとても気になる存在になりました。IoTの最新動向はもちろん、IoT海外事情から面白い会社のカルチャーまで広報担当の私から見て、これは面白い!気になる!と言うポイントをまとめました。

 
 

新サービス発表

IoTに必要な通信(SIM)を格安で提供しているソラコムさん。AからFまで6個のサービスを発表していますが、今回2つの新たなサービスが発表されました。今回は、「DとG」。GはやっぱりGlobalじゃないのー?と言う期待をうまいこと裏切ってくれました。

Gate:IoTデバイスとクラウドを1つの仮想ネットワークで結ぶサービス。SORACOM Airで接続されたIoTデバイスとのデバイスLAN接続します。リモートからデバイスへ直接アクセスができ、デバイス間通信を行うこともできる。

Door:SORACOMサービスが稼働するAmazonクラウドに対して外部からインターネットVPNで接続を可能にする。専用線接続をすることなく、SORACOMのサービスと別のサービスを安全に結ぶことが可能。

その他にも120カ国にグローバル展開するよ!と言う発表もありました。

基調講演について、ASCII 大谷イビサさんが書いてくれています!
http://ascii.jp/elem/000/001/193/1193726/
 
 
基調講演の資料はこちら。

 
 
 

面白かったセッション

各セッションの中で横山が印象に残った言葉をまとめました。

最初は、会場Aで行われていた「M2MからIoTへ」というテーマでモノと情報をつなげるという事業を行う老舗の2社のセッション。

 

M2M から IoT へ

ゲストスピーカー
サトーホールディングス株式会社
代表取締役執行役員社長 兼 最高経営責任者(CEO) 松山 一雄 氏

株式会社フルタイムシステム
代表取締役 副社長 原 周平 氏

モデレーター
株式会社ソラコム
代表取締役社長 玉川 憲 氏

 
 

サトーホールディングス株式会社とは?

スーパーやコンビニでよく見かける、商品に価格や日付などのラベルを貼る「ハンドラベラー」が有名。情報をものにくっつけるという仕事を20年前から行っています。
 
 

IoT商品:SATO Online Service

同社が提供するプリンタに問題があった場合、エンジニアが向かい、問題を解決するというスタイルだったが、グローバルに仕事をするようになってから遠隔で問題を解決するというIoTクラウド型サービスに変更しました。
 
 

サトーホールディングスの素敵な文化

・三行提報
その名の通り、三行で全社員からの提案を書き、日報として提出するそうです。
毎日、約2000人からの三行提報をもらい、いいアイデアに手書きのコメントを社長自ら返すそう。(2000人のメールを読むことはできないので、ある程度スクリーニングした状態で代表がチェックする。)「手書き」というのがポイントでここだけはアナログのままにしている。温かみがありますね。^ ^
 
 
・三行提報とAI
30年間、毎日書いていることで、その人にどんな成長があるかをデータ化して見ることができる。どんなキャリアチェンジができるか人材育成という面でAI化を考えているそう。
 
・情物一致
お話の中で「情物一致」という言葉が出てきました。これの意味は、「自動認識技術で人・物・情報をつなぐ」という意味で、ハンドラベラー値札を発行して、物につけるというアクションを見て、「情物一致だね」というところからこの言葉が生まれたそうです。
 
 
 
 

株式会社フルタイムシステムとは?

マンションにある宅配物を預かってくれるロッカーを生み出した宅配ロッカーのパイオニア。30年前、住み込みの管理人さんが預かっていた。安心して取りに来ない人が多い
24時間、365日管理人さん以上のロボットを作ろうというところからこのサービスが始まった。集合住宅でのシェアリングエコノミーを追求する。
 

IoT商品:フルタイムロッカー

遠隔監視、操作で24時間365日、フルタイムロッカーの状態がわかるセンターを作り、データ分析を行いました。30世帯から1000世帯のマンションまでデータが取ることが可能になり、地域性、物件の種類、世帯荷物の出向状況などのデータを取得。 今回、新サービスとして発表された「SORACOM Gate」を使って、 宅配ロッカー側にアクセスすることが可能になりました。
 

フルタイムロッカーの秘密

・レンタカーとフルタイムロッカー
レンタカーの貸借りもにもフルタイムロッカーが使われます。誰がいつ、何をどこのボックスで引き渡したというデータが取れるから、ボックスに鍵と書類を置いておいて引き渡しが可能に。
 
・全世帯の三分の一のボックス数を用意する 「三分の一 ルール」
このサービスを始める時に、集合住宅に住む人にアンケートをとったところ、三分の一の人が、使いたい!三分の一の人がよくわからないけど、あったら使いたい、残りの三分の一の人が手渡しがいいという結果に。そこから、全世帯の3/1のボックス数を用意すると言うルールができたそうです。

 
・ボックスの大きさの分析
AmazonをはじめとしたECサイトでのお買い物が増える中、上記に書いた「全世帯の三分の一のボックスの数で足りるの?」と言う質問がありました。その回答として、「お客様に通知をすることで、早く荷物を出さなきゃ!と言うのを促進していてここ最近は全世帯の12%-15%のボックス数があればうまく回りますね!その代わり、ボックスの中の空いているスペースを蜜に研究し、多くのボックス数を置けるようにしています。

 
 

IoTで何が変わるか?

玉川氏からの「IoTで何が変わると思いますか?」という問いへの回答がこちら。

原氏:私たちのサービスは独自性がある分、なかなか伝わらない。でもIoTという言葉が一般化されることにより、それに伴い弊社の認知度も上がった。
また、お客様と近くなれるというところがポイントで、トラブルが起こっても、すぐ分かるから小さなトラブルが大きなトラブルになることはないんですね。普及することで世の中が良くなると思っています。

松山氏:Ciscoさんが言っていましたが、99.9%の物と情報はつながっていない。たくさん物があるからそれに情報をつけてネットワークをつなげていくことで、仕事をスコープが何百倍という広がっています。これはチャンスですね。
あとは、IoTは「いつでも、どこでも、誰でも。」だと思いますが、この「誰でも」が重要。一部の人が使用されないではなく、一般の人でも使うことができる。
まごチャネルもそうですが、モバイルが使えなくても、IoTを使うことでお年寄りが物の価値を創造することができる。この誰でもというのはとても重要ですね。

どちらも時代に合わせ形を変えているだけで、サービスの本質が変わらないんだなということを実感しました。IoTの話だけでなく、会社で実践できること、サービスに対する考えや企業理念など意外にもIoT以外のお話しがずっしり心に響きました。

 
 

4 机から音がなるSound Table

 
 

AWSクラウドから産まれたSORACOM、そしてSORACOMが創るIoTの未来

AWSのマーケティング本部 本部長が小島氏が「ビジネススピードの重要性」をテーマにしたお話です!

アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
マーケティング本部 本部長
小島 英揮 氏

 
冒頭で紹介していたのが「ユニチャーム式 自分を成長させる技術」の中の言葉。

今:速いものが遅いものに勝つ
10年前:大きいものが小さいものに勝つ

 
10年前とは大きく変わっていて、大手だから資金があるから大丈夫という時代ではなく、速く対応することが今の時代で生き残っていけるんだということ。

Amazonも同じで、「速さ」にこだわって…

・既存のITインフラをサービス化して提供。仮想、ボタンひとつで使えるようにした

オンプレミスであれば設備調達までに数週間、構築までに数週間かかっていたものを
AWSでは、インフラは数分で準備完了と言うように「速さ」を重要視している。

 
 

これからの時代で生き残るために

・必要な時に必要なITリソースを「すぐに」確保。
・お客さんからのリクエストをもらって、すぐに対応する
→それによりたくさんのサービスを出すことができる

AWSから生まれたSORACOMは、スタートしてから2年かからずに9つのサービスが出来ました。実際に玉川氏は、2月AWS退社→10月にはSIM自体の制作も完成させ、サービスを開始していました。

私もアイスリーデザインにいて、小さな事でも迅速に対応する、アクションことで積み重なって大きな進歩につながる!と日々実感しています。トライアンドエラーを繰り返しながらちょっとずつでも前に進む事が重要ですね。

 
 

個人的に素敵💙と思ったAmazonのサービスを紹介します
・Amazon dash
 

 
洗濯の洗剤がなくなったと気づくのは、PCの前ではなく、洗濯機の前。洗濯機のそばにAmazonのカートに洗剤を入れてくれるスイッチ「dash」を貼っておけば、忘れずに注文することができますね。これは欲しいです。
 
・Amazon echo dot
 

 
家の中から音声で外に止まっている車のエンジンをかけたり、エアコンをつけたりすることができます。FordとAmazonが自動車を音声で遠隔操作できるというCES16で発表していましたね。

 
 

前編のまとめ

今回、参加した事で「IoT」は思っていたよりも身近な物でエンジニアじゃなくてもわかるものなんだ!と言うのが率直な感想でした。私が知らなかったたくさんの会社の沿革からブランディング、サービスを追求する事について、とっても勉強になりました。

最近、選挙がありましたが、ここでも「世の中とか社会」について考えさせられました。まさか、そんな事を感じると予想していなかったので、そういうことを考えさせられるイベントってすごい!やっぱり何かを変えたい、前に進もうと言う人たちの話はおもしろいなと思って帰ってきました。

ソラコムの企業理念である「世界中のヒトとモノをつなげ、共鳴する社会へ」は、その通りのサービスであり、人や社会を思う気持ちなんだなーと思いました。

とりあえず、私はこれ↓を買います。夏休みの課題です。
「夏休みは電子工作!ラズパイxソラコムで植物観察日記を作ろうキャンペーン」

後編では、SORACOMで可能になったグローバル展開の話や生活を楽しく、便利にするサービスの事例(ハードウェアスタートアップ)を紹介します!

 
 

Izumi Yokoyama

広報/Designer

元銀座M百貨店の美容部員。 その後、小学生から憧れだったFBIと金田一を目指し、探偵会社へ。わかっていたけど名探偵にはなれないと気づき、突然Geek girlを目指し、テクノロジー+グローバル感ぷんぷんのi3DESIGNに入社。i3DESIGNではテスター・デザイナーを経験。まさかの広報任命により、右も左もわからぬまま、2015年11月から広報を兼任。

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