ゴールデンウィークも近づき、波乗りの季節がやってきます。しかし、サーファーにとっていい波をとらえるのは至難の技。パドリング(泳ぐこと)しながらうねる波をくぐり抜け沖に出ることはなかなか難しく、初心者はそこで挫折してしまうことも多いとか。
しかし、スペインから「波が無くてもサーフィンが楽しめる電動サーフボード」が登場!まずはこちらの動画をご覧ください。
なんと、海どころか穏やかな川の上を、水を切ってスイスイ進んでいきます。場所を選ばずに水上を進んでいく様子は爽快感抜群!
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現在はスポーティタイプとゆったりタイプの二種類
このサーフボードを開発したのは、スペインを拠点とするプロダクトデザイン会社「Aquila」。同社が立ち上げたサーフボードブランド「Onean」の製品です。現在発表されているのはCarverとMantaという二種類のボード。
通常のサーフボードのようにスポーティでシャープな形状のCarverは、最高速度はなんと時速70km。動画では川を遡上するほどのスピードが出る様子が映されており、足元には足を固定するためのバインディングが備えられています。
これほどのスピードが出るとバランスを取るのも難しそうですが、慣れればターンもできるようで、アクティブに使用したい方向けですね。
一方、Mantaは大きめのボードで、スピードも最大時速7kmとゆったり楽しめるタイプ。オールを使って操作するパドルボードに近いようですね。
静かな水面をゆっくりと進む様子はカヌーにも似て、とても気持ちよさそう!Mantaは「Ocean」のエントリーモデルでもあるため、サーフィン未経験者や初心者でも楽しめそうです。
これまでにない、水の上での新体験!
海だけではなく、川や湖でも使用できるためサーフボードともボートとも違う新たな形で水辺を楽しむことができます。これに乗って、どこまでも川を下ったり(あるいは上ったり)、湖の上でいつまでもボーっとしてみたい…。
もちろんサーファーにとっても、こうしたギアが登場することでポイントまで楽々移動ができ、波乗りがさらに楽しめるようになるはず。
どちらのボードも電気エンジンで駆動するようになっており、ボードの電池は交換可能。現在公式サイトでプレオーダーを受付中です。気になる価格は、Carverが4000ドル(約45万6000円)、Mantaが3800ドル(約38万4800円)。
最近、口にくわえるだけで水中での呼吸できるガジェットが登場し、大きな話題となりました。そちらは惜しくも開発が断念されましたが、今後注目すべきガジェットのキーワードはズバリ「水」なのかもしれません。