たとえば、アメリカ企業がグローバル展開する場合を想定しよう。
アメリカでは、ブランド力も検索エンジンのプレゼンスにも大幅な優位性を確立していたとしても、海外展開では、その優位性をそのまま生かすことはできない。
たとえば、別のデータベースにリンクを追加する場合である。イギリスのユーザがリンクをクリックするとき、cookieが設定される。これにより、ユーザはイギリス側にローカライズされたセッションに誘導されるのだが、検索エンジンはこのcookieを認識しないのだ。
あるウェブページが特定の国にリストされたかどうかを検索エンジンが判断する方法は、ドメイン名、もしくはホスティング環境の場所、のいずれかである。
Googleは、Google Webmaster Toolsにおいて、ある特定の国にそのサイトのタグを埋め込めるサービスを提供している。サブドメインを使っている場合、特に有効である。
結局、ユーザ側の操作性に注意を払い、誰もが適切な時間内にページにアクセスできるようにすることが重要である。1秒以上では遅い。500ミリ秒を維持できるようにするのが望ましいだろう。
[Reference]
http://searchenginewatch.com/showPage.html?page=3629943
このツールを使って、日本の代表的なメーカーであるソニー、パナソニック、トヨタ、ホンダ、ニッサンという各メーカーを調べてみたものが下の表となっています。
これはさらにどの地域人気の高いキーワードかをブレークダウンをすることができます。まずホンダからキーワードボリュームが多い地域から並べると以下のようになります。
| Indonesia |
| Thailand |
| United States |
| Canada |
| India |
| Argentina |
| Australia |
| Brazil |
| Spain |
この表の見方は、赤がホンダで青がトヨタです。これを見るとホンダが東南アジアで非常に強いということが分かる。一方、トヨタはやはり北米とオセアニアのボリュームが多く、どこでそれぞれのメーカーがブランドとして強いかというのを検索エンジンからみてとることができます。
このようにキーワードから各メーカーのグローバル戦略の浸透度合いを確認することができるというのは、Googleってやはりすごいですね。
BRICSの中でも発展目指しいロシアではSEO市場も非常にホットになってきています。ロシアの主要な検索エンジンは日本と同様、ローカルの検索エンジンが有名です。ロシアの主要な検索エンジンとして以下のようなものがあります。
[ロシアの主要な検索エンジン]
Yandex.ru(http://www.yandex.ru/)
Rambler.ru(http://www.rambler.ru/)
Begun.ru(http://www.begun.ru/)
Google.ru(http://www.google.ru/)
Gogo.ru(http://gogo.ru/)
Mail.ru(http://mail.ru/)
Aport.ru(http://www.aport.ru/)
Yandex.ruは、まさにロシアのGoogleと言われていて、2008年今秋にはNasdaqへのIPOを準備していると噂されています。ちなみにMSN.ruは華々しくデビューした割りには、現在のロシアの検索エンジン市場では1%以下のシェアにしかなってい模様です。
Google.ruは、毎年20%近い成長をしておりYandex.ruがロシアの検索エンジン市場60%近くを占めているのを徐々に侵食している状況で、さすが王者Googleです。
ちなみにAlexaでロシアのTrafficが多いサイトをみると以下のようになっています。
http://www.alexa.com/site/ds/top_sites?cc=RU&ts_mode=country〈=none
vkontakte.ruは差し詰め日本のMixiといったところです。
次にロシアのPPCマーケットの状況を見てみると以下のようになっています。
[ロシアの主要なPPCと市場シェア]
Yandex.Direct - 50%
Begun -28%
Google Adwords -22%
Yandex.Directは、Yandex.ruだけでなくGogo.ru,Mail.ru,Aport.ruにもPPC広告を表示することできるようになっていて、その影響範囲の広さを伺いしることができます。
ロシアの検索エンジン対策は、基本的には他の検索エンジンの対策と同様でキーワード選定ならびにリンクポピュラリティー等で大きく左右されます。我々の過去調査ならびに実績ではロシアサイトについては、.ruドメインのほうが効果が高いということできます。
Webを使った企業のグローバルプロモーションの実例の一つとして、非常に興味深いものとしてユニクロのuniqlock(http://www.uniqlo.jp/uniqlock/)があげられます。
このサイトは、佐藤可士和プロデュースで、構築者は日本でも有数のウェブデザイナー中村勇吾のコンビネーションでウェブだけでなく連動するテレビCMの製作まで手がけています。
このサイトのコンセプトは、2010年に向けて売上高1兆円を目指すユニクロが事業拡張をするために、世界展開を行う上で、如何に自社の知名度をグローバルで上げることができるかというのをブログパーツを使ったCGMを利用したプロモーションになってい、現在、既に全世界212の国で 29006人がブログパーツを利用しています。
サイトを見ると世界中のどこのユーザーがブログパーツを利用しているかをみることができ、サイトの構成的には如何にも中村勇吾的ではあるが、ブログパーツの配布量からみても、ユニクロの名前を世界中に知らしめるためのサイトとしては非常に成功しているサイトと言えます。
このサイトが非常に面白いポイントは2つあります。
一つはグローバルプロモーションの手法としてブログパーツ配布によるCGM的なアプローチを行っているところ、そしてもう一つは音楽とダンスという組み合わせによって言語の壁を越えて世界中の人にメッセージを伝えているところです。
多言語サイトの場合、対象言語となる人には的確に伝えることができるが、一方で対象言語で無い人、もしくは識字率が低い国には有効的ではないのに対して、このアプローチはグローバルプロモーションのやり方として極めて先進的な事例として注目できます。
最近、当社への問い合わせの内容も多言語ホームページの構築のニーズが格段に高まってきました。グローバルサイト(多言語ホームページ)とは文字通り従来の日本語、英語といった単一言語のみのウェブサイト(ホームページ)構築ではなく、そのサイトが対象とするマーケット用に複数以上の言語でウェブサイト(ホームページ)を構築するケースです。何故、このようなニーズが強くなってきたのでしょうか?
当社では、多言語ホームページのニーズの背景として大きく以下の3つがあると考えています。
1. ホームページ言語の多様化(ブログもしくはCMSの普及)
2. 各国の検索エンジンの発展
3. 国内需要の低迷化
1. ホームページ言語の多様化(ブログもしくはCMSの普及)
ここに一つ面白いデータがあります。アメリカの調査会社によれば1996年時点での世界中のウェブサイトにおける英語の比率は、全体の75%であったのが、現在においては英語サイトが全体の25%となり、残り75%は他言語でのサイトという訳です。
他言語でのホームページの言語の内訳までは分からないのですが、想像するに中国語、ロシア語、日本語等々といった言語になってくるかと思います。この流れは一つにはサイトの構築事態が、CMSやブログの浸透によって、誰でも簡単にウェブサイトを作成できるようになり、この結果多くの人にとって母国語でのサイト制作が多くなっていることと関係しているのではないかと類推できます。
2. 各国の検索エンジンの発展
次にサイトの多言語化の流れは、検索エンジンの発展にも大きく影響を受けています。これは先ほどのブログやCMSでの母国語のサイト制作にも関係してきますが、日本ではYAHOO JAPAN、中国では百度(バイドゥー)が強いように、各国によって検索エンジンの特色は大きくことなってきます。その為、Web2.0やGoogle等を考慮すると、各国での露出度を上げていくためには、多言語サイトによって対象言語それぞれのマーケティングを施していく必要があります。
3. 国内需要の低迷化
上、二つはウェブ側から多言語サイトの必要性ですが、国内で多言語サイトのニーズが高まっている最大の要因は、国内需要の低迷化に対して、海外進出(輸出)を販路拡大の手立ての一つになると考えられているからと言えます。特にもともと高い技術力をもつ中堅中小企業の製造企業などは、海外展開する際のマーケティングツールの一つとして多言語サイトの活用が進んでくるものと考えられます。
もう一つのパターンは、海外進出ではなく訪日外国人狙いのビジネスの場合です。旅行業ならびに不動産業、人材業がこれらの枠組みに入っていきます。これはいずれも年々増えている訪日外国人をターゲットにしたもので、この場合にも多言語サイトは企業にとって強力な武器になってくるかと想定しています。







